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棟間園地

集合住宅の植栽やオープンスペースのことです。
 

昭和30年代くらいの言葉だと思います。Googleで4件しかヒットしなかったので、その後法整備などされて新たな言葉ができ、使われなくなった言葉みたいです。

しばらくぶりに正解にたどり着けず、「棟間エッジ」として納品してしまいました。(連続ものだったので、次の回で正解がわかってクライアントに訂正できました)

 

「遊園地」「公園」「庭園」とかの「園地」なんですよね。
 

公団住宅などの中層住宅がだんだん建てられるようになってきた時代に、建物と建物の間にはどんな役割があるか(日影権やコミュニティの共用空間、通路、景観などなど)という問題を、実際に設計しながら解決していったのだろうなあと思います。

どのくらいの公開空地を確保しないといけないとか、景観条例でどのくらいの緑が必要とか、そういう制約がない時代は建築家、造園家の自由に設計できて、ある意味、より個性が発揮できたかもしれません。

そういう時代を想像すると、ちょっとわくわくします。

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